2024年 02月 09日
aggression
うちと隣のアパートの間には
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木が数本植えられていた。
植えたのは、20年近く前に住んでいた一家で
おそらく目隠し代わりに植えたのだと思う。
その木は、私たちが越してきてからは
数年前まで私が手入れをしていたが
腱鞘炎になったりムチウチになったりで
ずっとほったらかしになっていた。
伸びきって、一部枯れかかっていたので
「今度の連休にでも切らないと」と
夫と話をしたところだった。
その木たちはもうない。
先週、管理している不動産屋さんから
「伐採撤去」のお知らせがきて
つい先日、私が仕事で留守にしているうちに
根元を残して跡形もなくなっていた。
そして今日、私が帰宅すると
うちの前に業者さんらしき車が停まっていた。
隣のアパートの駐輪場から物音がするので
近寄ってみると、声をかけられた。
「こちらの?」
「ええ、ここに住んでいるものです」
それからの会話はちと割愛。
その人の態度がかなり失礼だったので
私はいつになく攻撃的というか好戦的になった。
いつもの私ならば
「え、そうなんですか?
すみません、ぜんぜん知らなかったもので
失礼しました」
と、まず最初に詫びの言葉を述べたと思う。
いや、間違いなくいつもならそうした。
だかしかし。
私はその業者さんの最初の態度と物言いに
カッチーンときて、大爆発寸前になって
戦士の血が騒いでしまったのだった。
他人様相手なので、怒鳴ったりはしないが
かなり冷たい口調でズバズバ言ったと思う。
私はなんでカッチーンときたのか。
要は「境界線」を黄門様の印籠の如くして
先日の伐採業者さんが残していってくれた
あちらとこちらのギリギリのところにある
「南天と雪柳を伐ります」
と、頭ごなしに言われたのだった。
いや、まあ、しかたがない。
だけれど、ものには言いようがある。
なにせこちらは、まったく知らなかったのだ。
お世話になっている不動産屋さんからは
入居時にも更新時にも、境界線について
話をされたことは一度もない。
先日の伐採のお知らせの際にも
それについてはなんの話もなかった。
境界線と言われればしかたがない。
賃貸物件で、私らの持ち物でもないのだし。
でも、言いようってものがあるでしょおおおお!
と、心の中でブチ切れたのだった。
それに続くやりとりのあと、業者さんの態度が
変わった。
小馬鹿にしたような、舐めた態度から
口調も丁寧になった。
なんだかなあ…。
私も、いい大人としては
あまり褒められた態度ではなかった。
なかったが。
ああいう高圧的な姿勢でこられたら
おとなしい人は、ただはいはいと言って
反論ひとつ出来なかっただろう。
もうちょい、当たりが柔らかく
かつ、パシッとした言葉はなかったか
もうちょいとこう、うまく立ち回れなかったか
…いまになってグダグダ考えている。
ま、しゃーんめ。
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by mitzi156
| 2024-02-09 19:41
| 日常
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Comments(2)