人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日々平安

mitzi156.exblog.jp

日々、平安であれかしと願いつつ・・・。※出会い系・営業系のコメントは削除させていただきます。悪しからずご了承ください。禁・無断転載。

ブログトップ

aggression

うちと隣のアパートの間には
木が数本植えられていた。

植えたのは、20年近く前に住んでいた一家で
おそらく目隠し代わりに植えたのだと思う。

その木は、私たちが越してきてからは
数年前まで私が手入れをしていたが
腱鞘炎になったりムチウチになったりで
ずっとほったらかしになっていた。

伸びきって、一部枯れかかっていたので
「今度の連休にでも切らないと」と
夫と話をしたところだった。

その木たちはもうない。
先週、管理している不動産屋さんから
「伐採撤去」のお知らせがきて
つい先日、私が仕事で留守にしているうちに
根元を残して跡形もなくなっていた。

そして今日、私が帰宅すると
うちの前に業者さんらしき車が停まっていた。

隣のアパートの駐輪場から物音がするので
近寄ってみると、声をかけられた。
「こちらの?」
「ええ、ここに住んでいるものです」

それからの会話はちと割愛。
その人の態度がかなり失礼だったので
私はいつになく攻撃的というか好戦的になった。
いつもの私ならば
「え、そうなんですか?
 すみません、ぜんぜん知らなかったもので
 失礼しました」
と、まず最初に詫びの言葉を述べたと思う。
いや、間違いなくいつもならそうした。

だかしかし。
私はその業者さんの最初の態度と物言いに
カッチーンときて、大爆発寸前になって
戦士の血が騒いでしまったのだった。
他人様相手なので、怒鳴ったりはしないが
かなり冷たい口調でズバズバ言ったと思う。

私はなんでカッチーンときたのか。
要は「境界線」を黄門様の印籠の如くして
先日の伐採業者さんが残していってくれた
あちらとこちらのギリギリのところにある
「南天と雪柳を伐ります」
と、頭ごなしに言われたのだった。

いや、まあ、しかたがない。
だけれど、ものには言いようがある。
なにせこちらは、まったく知らなかったのだ。
お世話になっている不動産屋さんからは
入居時にも更新時にも、境界線について
話をされたことは一度もない。
先日の伐採のお知らせの際にも
それについてはなんの話もなかった。

境界線と言われればしかたがない。
賃貸物件で、私らの持ち物でもないのだし。
でも、言いようってものがあるでしょおおおお!
と、心の中でブチ切れたのだった。

それに続くやりとりのあと、業者さんの態度が
変わった。
小馬鹿にしたような、舐めた態度から
口調も丁寧になった。

なんだかなあ…。
私も、いい大人としては
あまり褒められた態度ではなかった。
なかったが。
ああいう高圧的な姿勢でこられたら
おとなしい人は、ただはいはいと言って
反論ひとつ出来なかっただろう。

もうちょい、当たりが柔らかく
かつ、パシッとした言葉はなかったか
もうちょいとこう、うまく立ち回れなかったか
…いまになってグダグダ考えている。

ま、しゃーんめ。






More
# by mitzi156 | 2024-02-09 19:41 | 日常 | Comments(2)

「み」

「あじ」じゃなくて「み」なのか…!
そうかー
「しおあじまんじゅう」じゃなくて
「しおみまんじゅう」だったのか。

このお店、ほかにどんなお菓子があるんだろう?
と、ググッて初めて知った。

・・・・・・・

先日『塩味饅頭』というお菓子をいただいた。
おいしかった。
(「た」…過去形だけどまだ残っている。
 いっぺんに食べたりしないし
 独り占めもしていない。大人だもの)
なつかしい味がした。

『塩味饅頭』(しおみまんじゅう)
ずっと前に、雑誌の特集記事で見て名前だけは知っていた。

塩味饅頭のガワは、寒梅粉と砂糖が主原料。
伝統的な手法の菓子だから、似たようなものが日本各地にある。
シソや抹茶や胡麻などを練り込んだもの。
あん入り、あんなし、形もさまざま。
私の地元にもあった。

私の地元のは『三角』と呼ばれていた。
その名の通り、三角でこしあん入り。
見た目は『シベリア』のガワを薄くしたような感じだった。
子供の頃は、まわりの寒梅粉地が苦手だったが、大人になるとなつかしくて、時々買っていた。
その三角を出していた店が閉店してしまい、幻の味になっていた。

塩味饅頭は、プティットマドレェヌのごとく
…そういうのはおいといて(笑)

塩味饅頭
小ぶりなかわいらしい半円。
口にするとまず塩気を感じる。
次に、あんの甘さがやってくる。
…うまい。

その気になれば、ひとくちに食べてしまえそうな小さな饅頭は、塩気の加勢もあって、いくらでも食べられる気がしてくる。
…やばい。

おいしくてやばいお菓子…危険だなあ(爆)

ここ数年考え、疑問を感じていることがある。
それは「名物にうまいものなし」という言葉。
たしかに「あ。…うん」と
スンッとしてしまうことも、なくはない。

でも、あくまでも私の知る範囲ではだけれども、名物と呼ばれるものは決してまずくない。
私が出会ったことのある名物・銘菓は、ほぼうまいもので満ちている。

味覚はその時の気の持ちようだの、体調だのに大きく作用される。
それに、なんと言っても好みは「人それぞれ」
これに尽きる。

ということで、今日も私はおいしいものとの出会いに深く感謝している。

「み」_d0213179_07542265.jpeg

# by mitzi156 | 2024-01-16 07:16 | 飲食 | Comments(2)

2024年空の旅。

1月6日(土)
3時に起きて4時に家を出た。
最寄駅ではなく、車で30分以上かかる駅へ向かった。
そこからの始発電車で羽田空港へ。

約50年ぶり( ! )の羽田空港。
(小6の遠足以来・爆)
搭乗予定の便が欠航となったため
まだ空きがあったふたつ前の便に変更した。
7時25分発の飛行機で目指すは福岡。

実は人生初の空の旅。
九州へ行くのも人生初。

博多空港に着いたのは9時半過ぎ。
予定までかなり時間があったので、地下鉄で博多駅へ。
マイングで出来立てあつあつの梅ヶ枝餅を食べて
あれこれ見てまわってから、牧のうどんでごぼう天うどん。
ここも行きたかった店のひとつ。
もたもたしていると、汁を吸ってうどんが増えて
「あれ ? ぜんぜん減らない!?」という
おいしくも恐ろしい楽しいうどんだった。

腹ごしらえを済ませてバス停へ
……行ってみたら、ものすごい行列だった。
え。なに、もしかしてコミケでもあるの ? と思ったが
「野球の試合ある時はもっとすごいよ」と娘が言う。
ほー、そうなのか。
さすが観光地。

心の中でひょえーと言いつつ、駅から少し離れたバス停へ。
何台かやりすごしたあと、2連バスに乗った。
向かったのは、福岡サンパレスホール。
ミュージカル『ベートーヴェン』を観るために
そのために決行した茨城⇄福岡日帰りの旅である。

ベートーヴェン役に井上芳雄
その「不滅の恋人」トニ役に花總まり

このふたりの並びが観たくて博多に飛んできた。
来た甲斐があった。
ものすごくあった。

『ベートーヴェン』は素晴らしかった。
なにもかもがよかった。

余韻にひたりつつ、また空を飛んで羽田に戻った。
「ちょっと無謀だったか?」と私がチラリと思ったのは
茨城へ向かう常磐線に乗ってしばらくしてからだった。

2024年空の旅。_d0213179_08295632.png




More
# by mitzi156 | 2024-01-11 08:08 | 演劇・ミュージカル・映画 | Comments(2)

2024 元日

2024 元日_d0213179_18380872.jpeg

 今年もよろしくお願い致します

# by mitzi156 | 2024-01-01 00:01 | 日常

新手の

サギ…いや、セールス電話がかかってきた。

昨日。
仕事から帰って猫とゴロゴロしていたら
電話が鳴った。
留守電のメッセージが流れると、無言で切れた。

晩ごはんの支度をしていた午後7時ちょいと前
電話再び。
同じように無言で切れた。

在宅勤務だった家族の言うことには
午前中にも同じような電話がかかってきたという。

ああ…もしかしたら。
お年寄りが間違いに気がつかないまま
何度もかけ続けているのでは?
前にも、そんなことが何回かあった。
またかかってきたら、出ないといけないな
…と思っていたら1時間後にかかってきた。

電話はセールスだった(´ω`)
電話の向こうはお約束のざわざわ状態BGM。
電話の向こうの彼女は
「新しい料金プラン」の話をしてきた。
それから、とんでもないことを言ってきた。
「先にご主人様とお話をさせていただいています」
「8時頃にまたお電話させていただくことになっておりましたので」

うわー!新しいパターンだ!
ニュータイプだよ!
「ご主人様」といつ話をしたんだろう。
夫の職場に電話したんかねキミ。
ていうかこれ、お年寄りターゲットのサギでは?
興味半分、怒り半分で臨戦態勢に入る私。

「そんな話は夫から聞いていないし
うちでは誰もそちらとは話をしていない」
これを、気の強い奥様風の言葉で伝えると
電話の向こうの彼女はうろたえて
「電話番号を間違えてしまった」と言いだした。
お、逃げる気?ならばたたみかけるよ。
「間違いでもそうでなくてもうちでは結構です。
そんな話は必要ありませんから。
必要なら自分で調べで手続きしますので。
どうもご苦労様。失礼します」
このヤローと思っても、相手も仕事だろうから
ご苦労様はなるべく言うようにしている。

女の私が電話に出たので
「ご主人様に先にお話を」と言ったが
男が出たなら「先に奥様にお話を」と言うのだろう。
この言葉に、ああそうかと安心して
ひっかかるお年寄りもいるかもしれない。
いや、確実にいるだろう。
あいにく私は、まだ老境に踏み入ったばかりの
60ちょいすぎ。
老人界隈ではまだ小娘だ(ええー)
そんな話に引っかかるほど、判断力鈍ってない。

固定電話を持たない世帯は、若い世代に多い。
うーん。
うちも老人世帯に区分けされているのかもしれない。
友人宅には「息子さんの契約しているネット回線について」という電話があったというし。

そういえば。
「サギに注意。留守番電話にしておきましょう」
のようなポスターが、バスの中に貼ってあった。

やっぱりあれだ。
名乗りもない、無言の留守電なんぞ気にする必要はなかったんだなあ。











# by mitzi156 | 2023-12-13 08:15 | 日常 | Comments(2)