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日々平安

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ノスタルジア

ノスタルジー ノスタルジア 思ひ出の懐かしき日々・・・


『テルマエ・ロマエ』で出会ったヤマザキマリさん。
彼女の他の作品も読んでみたくて、あちこち探して
ブックオフで見つけたのが『イタリア家族 風林火山』でした。

その後、ちょっと遠くの書店の古本コーナーで
『モーレツ ! イタリア家族』を
新刊書のコーナーで『それではさっそくBuonappetito ! 』入手。
すっかりヤマザキマリ世界にハマったのでした。

『涼子さんの言うことには』に出会ったのは、それからしばらくの後。
これは、イタリア家族シリーズに繋がる、彼女の自叙伝的なお話。

昭和の時代の、もちろん、いいことばかりじゃなかったけれど
慕わしく懐かしき日々の物語でした。






利根川沿いの村の、農家に生まれた私。
妹が生まれるまでの9年間、1人っ子状態だった私には
子供ながらに「跡取り」という意識が、キッチリありました。

 誰かに何かを言われた訳ではないのです。
 父は後に「名字なんてものは記号みたいなものだから」などと
 言ったぐらいの人でしたし、両親だけでなく周りの大人も
 つまらないことを言う人など誰もいなかったのでした。
 にもかかわらず、そう思っていたのです。
 うーん・・・権力志向があったのかもしれませんね私(笑)。
 跡取りと言っても、うちはごく平均的な規模の兼業農家でしたが。
 まだそんなことを考えるような時代だったんですねー。

しかしながら、私の成長は高度成長期とともにあったのです。
時代も人の意識も、ものの価値も、どんどん変わって行きました。

米価は下がっていく一方で・・・
水田の管理費等を払い、税金を払い、農機具のローンを払ったら
もう食べる分の米しか残りません。

自分の家の田畑ではあっても、農業用水やらなんやらと
維持にはお金がかかるのです。

収穫の喜びはあります。
でも、農業だけで生活していけるのは、ほんの一握りの人だけ。
労多くして功少なし、お金はかかる・・・ときては
若い人が農業から離れて行くのも致し方ないことでしょう。

・・・って、あらあら。
なんだかシビアな話になっちゃいましてスミマセン。
これ以上続けると政治の話になっちゃいそうなんで、これにて。
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by mitzi156 | 2011-10-09 07:55 | 本・コミック | Comments(0)