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日々平安

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日々、平安であれかしと願いつつ・・・。※出会い系・営業系のコメントは削除させていただきます。悪しからずご了承ください。禁・無断転載。

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牡丹と萩

牡丹も萩も好きです。
萩は、あの葉っぱの形も好きで・・・って
そうでなくて、ぼたもちとおはぎです。
季節によって呼び名が変わるだけ、という話もありますが
うちでは、丸めて餡やきな粉をまぶしたものを「おはぎ」
炊いたもち米に餡をのせたものを「ぼたもち」と呼んでました。

子供の頃から慣れ親しんだものは「ぼたもち」です。
おはぎは半殺しにしますが、ぼたもちはそのまま。
ぼたもちは祝儀にも不祝儀にも作ります。

祝儀としては「みつめのぼたもち」があります。
出産3日目に産婦が食べ、近所や親類にもふるまいます。
私が娘を出産した13年前には、母が作ってくれました。
当時、もうすでに廃れかけていた風習だったので
病院の看護師さん達にも喜んでいただけました。
若い友人などは、知らないらしい。

不祝儀では、三十五日か四十九日の法要時に(たいてい三十五日)
草鞋の裏側にぼたもちを塗り・・・というか、のせて
裏面同士を合わせて括り、杖にしばりつけて墓標の脇に立てます。
針の山を登るのに痛くないようにと言う事らしい。
法要のお膳にも供されます。
これは、今も行われています。

年に1度ぐらい、どうしてもぼたもちが食べたくなる事があります。
それはたいてい秋も終わりの頃か、冬の始め頃。

餡はあんこ屋さんで、もち米は2キロ入りがスーパーで買えるから
ささーっと研いで炊飯器でスイッチオン。
餡は水少々を足して、火を入れて練り直すとぐっと美味しくなるけど
たいていは省略。

1合炊いて、1人のお昼ご飯と、おやつに。
家族にはあんまりウケないので1人で食べる。
秘密の味です(笑)
Commented by lilico-diary at 2011-01-25 18:03
このお話を読んで
私が小さい頃
お墓参りの時は祖母が
「◎◎兵衛があとで食べに来っから
余計に置いてってやっぺ」
ってお供えを余分に置いておいたのを思い出しました…。
家も仕事も身よりもない、いわゆる知的障害者でホームレスの◎◎兵衛のこと
そうやってみんなで少しずつ面倒を見ていた40年前の私の田舎。
今よりだいぶ人間が優しくて
繋がっていた…。
Commented by mitzi156 at 2011-01-26 00:07
りりこさん♪
そうそう、昔は近所の人というか地域で面倒見てましたね。
お供えとか、どこの家でも余分に置いてた。
悪ガキたちがはやし立てたりすることはあっても、限度を知ってて
いまのような恐ろしい事件になんてならなかった。
ああいう人達がどこかへ消えた代わりに、本当にヤヴァイ人が
野放しになってる世の中になっちゃいましたね・・・。
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by mitzi156 | 2011-01-25 13:43 | Comments(2)